スタグフレーションとは
スタグフレーション(stagflation)とは、停滞を意味するスタグネーション(stagnation)と、物価上昇を意味するインフレーション(inflation)を合成した言葉です
インフレーションとの違い
インフレーションとは、一般的に企業の売上・利益が増えることで従業員の賃金も上昇し、消費が活発になる中で物価も継続的に上昇し続ける状態です。スタグフレーションとの比較では、経済が停滞しているか、経済が上向いているかが主な違いとして挙げられます。
デフレーションとの違い
デフレーションとは、一般的に企業の売上・利益が減ることで従業員の賃金も下がり、消費が落ち込む中で物価も継続的に下落していく状態です。スタグフレーションとの比較では、物価が上昇傾向にあるか、下落傾向にあるかが主な違いとして挙げられます。
スタグフレーションが発生する要因・原因
スタグフレーションが発生する主な要因・原因は、以下の通りです。
・供給ショック
・各国の通貨政策・金融政策
政治の混乱や戦争・紛争などが生じると、供給ショックが起こりえます。供給ショックとは、需要があるにもかかわらず、企業がモノやサービスを提供できない状態のことです。石油・食料のような生活必需品が供給されなくなると、不景気にもかかわらず物価が高騰するでしょう。
スタグフレーションによる影響(デメリット)
スタグフレーションによる主な影響・デメリットは、以下の通りです。
・物価だけが上昇して家計が圧迫される
・家計の将来不安により、消費が抑制される
個人ができるスタグフレーションの対策法
個人ができるスタグフレーションの対策法として、以下が挙げられます。
・外貨資産保有で円安のスタグフレーションに備える
・資産分散で物価上昇に備える
2024年は需給ギャップがマイナスで不景気なのに高インフレで典型的なスタグフレーション